Archive for January, 2012

ミャンマー:EU、大統領の渡航禁止解除 大幅緩和か

Posted in Uncategorized on January 24, 2012 by luminarymagazine

 欧州連合(EU)は23日の外相理事会で、ミャンマーのテインセイン政権が進める政治犯釈放などの民主改革を歓迎、同国に対する経済制裁の解除を視野に対ミャンマー外交の見直しを加速することで合意した。EU外交筋が明らかにした。

 具体的な措置は2月下旬の次回外相理事会で決定するが、ロイター通信によると、理事会はミャンマーの大統領や閣僚らに科していた査証(ビザ)発給停止措置を解除することを決めた。

 EUは制裁解除に動き始めた米国に同調して対ミャンマー外交を見直すことになり、ミャンマーの国際的孤立脱却がさらに進みそうだ。(共同)

スー・チーさんの野党 全選挙区に候補者擁立 政治犯やシンガーも

Posted in Uncategorized on January 21, 2012 by luminarymagazine

 【シンガポール=青木伸行】ミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんを党首とする国民民主連盟(NLD)は19日、連邦議会補欠選挙(4月1日)で争われる48選挙区の全候補者48人を決定した。釈放された政治犯も含まれ、民主化勢力は着々と選挙態勢を整えている。

 「アウン・サン・スー・チー万歳!」。18日、最大都市ヤンゴン郊外のタニン。通りには数百人の支持者の熱狂的な歓声がこだました。選挙管理委員会の事務所内では、スー・チーさんが真剣な面持ちで、立候補届け出用紙にペンを走らせた。ヤンゴン南部のコームー選挙区から出馬する。

 女性13人を含むNLDの候補者48人には、1988年の民主化要求運動を主導した「88世代学生グループ」の数人も顔をそろえた。例えば、禁錮65年の刑を受けた女性のサンダー・ミン氏や、ヒップホップのシンガーで3年以上獄中にあったゼヤ・トー氏などだ。

 ゼヤ・トー氏は「有権者が、恐れることなく投票できることを望む」と、選挙が公正に実施されるのか、不安をのぞかせた。

 果たして何人を議会へ送り込めるのか-。スー・チーさんは「国に仕えることを切望する者がたとえ1人でもいれば、国を動かせる」と語る。
  ■少数民族との火種

 ミャンマーとの国境に近い中国雲南省の瑞麗市。この地で19日、前日に引き続いて、カチン族の武装勢力「カチン独立軍」(KIA)と政府との停戦交渉が行われた。

 KIAが突きつけたのは「カチン族の自決権と、全民族の平等の権利」(KIA幹部)だ。こうした主張は、12日に停戦合意したカレン族の「カレン民族同盟」(KNU)を含め、政府が相手取る少数民族の10の武装勢力に共通している。

 ビルマ族による少数民族の“支配”と迫害という根源的な問題を、「政治的に解決する決断」(同)を政府に迫っているのだ。

  ■残された政治犯

 少数民族などには、全政治犯が釈放されていないことへの不満も強い。その数は、KNU関係者だけで69人ともいわれる。また、全ビルマ学生民主戦線(ABSDF)は、なお13人が獄中にあると非難している。

 全国42の刑務所、109の強制収容所には、何人の政治犯が残っているのか-。テイン・セイン大統領は「いない」とし、コー・コー内相は未釈放の128人は政治犯ではなく、「刑法犯」だとしている。

 一方、NLDは約300人、タイを拠点とする「政治犯支援協会」は1260人の政治犯が残っているとみる。「全政治犯」の釈放が終わったわけではないとして、スー・チーさんも引き続き釈放に取り組む。

ミャンマー大統領「民主改革に応じ制裁緩和を」

Posted in Uncategorized on January 21, 2012 by luminarymagazine

2012.1.21 11:11
 ミャンマーのテイン・セイン大統領は米紙ワシントン・ポストとのインタビューで「われわれは民主主義への正しい道を前に向かって進む。後退するつもりはまったくない」と述べ、さらに民主改革を進める意志を強調。相応する措置として経済制裁を緩和するよう求めた。同紙が20日報じた。

 大統領は、米国などの要求に応えて、全政治犯を釈放したとし、4月には連邦議会補選も行うとして「欧米諸国に求めるのは、自分たちの役割を果たすことだ」と強調。約20年にわたる経済制裁が国民生活を苦しめていると指摘し、制裁措置を緩和し、最終的には解除するよう訴えた。

 また同補選に立候補を届け出た民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが将来的に内閣に加わる可能性も否定しなかった。インタビューは首都ネピドーの大統領官邸で17日に行われた。(共同)

◎スー・チーさんが届け出 支持者とスー・チーさん 

Posted in Uncategorized on January 19, 2012 by luminarymagazine

18日、ミャンマーの最大都市ヤンゴン南部の選挙管理委員会事務所で、連邦議会補選への立候補届け出を終え、支持者に囲まれるアウン・サン・スー・チーさん(共同)

2012年1月19日 10:32

Kyodo news

北朝鮮との関係断絶重要 米議員、ミャンマーに注文

Posted in Uncategorized on January 19, 2012 by luminarymagazine

2012.1.18 14:10 [米国]
 ミャンマー訪問を終えた米上院のマコネル共和党院内総務は17日、米国との外交関係正常化には「北朝鮮との関係を絶つことが大きな役割を果たすことを彼らは分かっている」と述べ、北朝鮮との軍事協力中止が重要なポイントになるとの認識を示した。訪問先のタイでAP通信に語った。

 17日に会談したテイン・セイン大統領については「本物の改革者」との印象を持ったと評価。4月1日の連邦議会補選に向け、国際監視団を受け入れるようミャンマー側に促したことも明らかにした。

 マコネル氏は米議会でミャンマー制裁を主導してきた共和党の重鎮。ただ、党内には関係正常化を「時期尚早」と批判する意見も根強い。    (共同)

スーチー氏が立候補届提出 ミャンマー下院選

Posted in Uncategorized on January 19, 2012 by luminarymagazine

 ミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチー氏は18日、4月1日に実施される国会補選の下院選への立候補を連邦選挙管理委員会に届け出た。ヤンゴン管区のコーム選挙区から立候補する。

 スーチー氏は、自身が率いる国民民主連盟(NLD)のメンバーと選挙区を管轄する選管支部を訪れ、書類を提出した。周辺には支持者数百人が集まり、歓声が上がった。

 立候補の受け付けは16日に始まり、31日まで。NLDは補選が行われる国会46議席と地方議会の2議席すべてに候補者を立てる予定。NLDから分裂して一昨年の総選挙に参加した国民民主勢力(NDF)も十数人の立候補を予定しているという。(バンコク=古田大輔)

Asahi.com

ミャンマー:「真の民主化」迫ると明言…ミンコーナイン氏

Posted in Uncategorized on January 18, 2012 by luminarymagazine

 【バンコク西尾英之】ミャンマー政府の恩赦で13日釈放された、88年の民主化運動を主導した学生グループ「88年学生世代」の中心人物のミンコーナイン氏(49)が17日、ヤンゴン市内の自宅で毎日新聞現地通信員と単独会見し、アウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」と共闘して政権に憲法改正など「真の民主化」を迫っていく方針を明言した。一方で「国会の外でもやるべき仕事がある」と述べ、4月1日の国会補選への立候補には慎重な姿勢を示した。

 氏は「我々と国民民主連盟は同じ目的のために戦ってきた。国内外で人気が高いスーチーさんの役割は重要だ」と述べた。

 同じく民主化を目指しながらも、軍による弾圧覚悟で街頭デモを主導した88年世代と、非暴力を強調するスーチーさん側との間には、方針を巡る食い違いがあると見られてきた。支持層も微妙に異なるが、双方が全面協力すれば、政府に対抗する民主化勢力の本流として大きな支持を集めるのは確実だ。

 国会補選へのスーチーさんの立候補については「民主化運動の一つの形」としながらも、「国会の内外で協力していくことも重要だ」と強調。さらに「政府は民主化運動を恐れる必要はない。政府が民主化を進めるなら、我々は政府を支持する」と語った。

 国会議員の4分の1を軍推薦の軍人議員が占める現憲法については、「真の民主化が実現すれば、そのような規定は削除される。努力していかなければならない」と述べた。

 ミンコーナイン氏らは88年の全国規模の民主化運動でネウィン体制崩壊のきっかけを作ったが、軍の武力鎮圧で多数の死者や拘束者が出た。ミンコーナイン氏は89年から15年間服役。釈放後の07年に反政府デモを主導したとして再び逮捕され禁錮65年の刑を受けた。

毎日新聞 2012年1月17日 20時21分(最終更新 1月17日 20時27分)

ミャンマー改革は本物…米上院院内総務

Posted in Uncategorized on January 17, 2012 by luminarymagazine

 【バンコク=石崎伸生】ミャンマーを訪問中の米共和党のミッチ・マコネル上院院内総務は17日、ミャンマー政府幹部と会談した。

 AFP通信によると、マコネル氏は会談後、「改革は本物だ」と述べ、改革が進めば米国の経済制裁を見直すべきだとの考えを示した。

 同氏は軍政下のミャンマーの人権状況を批判し、議会で経済制裁に関する法案を提案するなど、米国の対ミャンマー政策に影響力を持つ。同氏は現政権の改革への姿勢を評価し、「初めて(ミャンマーの)将来について本当に楽観的になれた」と語った。

 米政権は今月13日の政治犯釈放を受け、大使交換に着手することを発表しており、両国関係の正常化に前向きな姿勢をみせている。

(2012年1月17日21時13分 読売新聞)

米国、ミャンマー改革に関与 国務長官が電話会談

Posted in Uncategorized on January 15, 2012 by luminarymagazine

 【ワシントン共同】クリントン米国務長官が14日、ミャンマーのワナ・マウン・ルウィン外相、民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんとそれぞれ電話会談し「政治犯の大規模釈放の発表を歓迎し、米国はミャンマー政府と国民の改革に関与していく」と伝えた。米国務省のヌランド報道官が同日明らかにした。

 報道官によると、クリントン長官は外相との電話会談で、米国は「行動には行動で応える用意がある」とし、相互に大使を派遣するという長官の提案について協議。全政治犯の無条件釈放、暴力や人権侵害の停止、北朝鮮との軍事協力に対する国際社会の懸念への取り組みが重要と言及した。

2012/01/15 10:38 【共同通信】

ミャンマー:キンニュン元首相も自宅軟禁を解かれる

Posted in Uncategorized on January 14, 2012 by luminarymagazine

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テインセイン大統領による恩赦で自宅軟禁を解除されたミャンマーのキンニュン元首相(中央)=ヤンゴン市内の自宅前で2012年1月13日、毎日新聞通信員撮影
 【バンコク西尾英之】ミャンマーで13日実施された恩赦で、04年に最高指導者、タンシュエ国家平和発展評議会議長(当時)との確執で失脚し拘束されたキンニュン元首相(72)も自宅軟禁を解かれた。キンニュン氏の拘束解除には、タンシュエ時代の権力闘争という「負の遺産」を解消したいテインセイン政権の狙いがあるとみられる。

 キンニュン氏は軟禁解除後、Tシャツ姿で報道陣の前に姿を見せた。「7年ぶりに長男に会うことができた」と軟禁解除を喜び、「今後政治に関わるつもりはない」と語った。

 03年に首相に就任したキンニュン氏は04年10月、突然首相職を解任され逮捕された。汚職罪で有罪判決を受け自宅軟禁に。同時に、氏が率いてきた国防省情報局は解体され、多数のスタッフが逮捕、投獄された。今回釈放された中には、こうしたスタッフも含まれている。

 キンニュン氏は80年代から軍の情報機関を率い、内政や外交で大きな権限を振るってきた。海外情勢に明るく、少数民族武装組織との和平交渉や民主化運動指導者、アウンサンスーチーさんとの対話に取り組むなど、国際社会からは軍政内の改革・穏健派として一定の信頼を得た。

 氏の失脚の理由にはさまざまな説があるが、情報機関の権限が強大化し過ぎたことにタンシュエ氏らが反発を強めたためとの見方が強い。キンニュン氏失脚後、タンシュエ氏はさらに独裁色を強め、政権に対する国内外の反発は一層強まった。

 政界復帰を否定したキンニュン氏は、「スーチーさんの努力を歓迎する。大統領とスーチーさんが協力すれば、我が国はよくなるに違いない」と語った。

毎日新聞 2012年1月14日 20時10分(最終更新 1月14日 20時28分)

米国:駐ミャンマー大使を検討…全政治囚の釈放開始を評価

Posted in Uncategorized on January 14, 2012 by luminarymagazine

【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は13日、ミャンマー政府による全政治囚の釈放開始について声明を発表し、「民主的な改革へ向けた重要な進展」としてテインセイン大統領の決断を高く評価した。クリントン国務長官はこれを受け、米・ミャンマー間の大使交換に向けたプロセスを開始すると発表した。オバマ政権は今後、新しい大使を人選した上で上院に承認を求める方針だ。

 米上院外交委員会は92年3月、軍事政権による人権弾圧などを理由に駐ミャンマー米大使の任命を承認しない決議を採択しており、ミャンマー側も報復措置として駐米大使を置いてこなかった。大使交換が実現すれば約20年ぶりで、外交関係の「格上げ」となる。制裁解除へ向けた動きに弾みがつきそうだ。

 オバマ大統領は声明で「テインセイン大統領の決断を称賛する」と述べる一方、「全政治囚が公正で自由な政治プロセスに参加できること」をミャンマー政府に求め、米国が対話を通じて民主化を促す政策を続ける考えを強調した。ただ、大統領は制裁解除の時期には言及せず、クリントン長官は声明で、大使交換に相応の時間がかかる点を指摘した。

 制裁解除には米議会での制裁関連法改正が必要だ。米政府高官によると、クリントン長官は大使承認や制裁解除について理解を得るために、与野党の議員らと協議を始めている。上院のマコネル共和党院内総務が15日からミャンマーを訪れ、政府高官や民主化運動指導者アウンサンスーチーさんと会談する予定で、今後はこうした大物議員らの意向が焦点になる。

 また米高官は、政治囚釈放や少数民族との和解の動きを評価する一方、北朝鮮からのミサイルを含む武器購入を問題視していることを指摘した。クリントン長官は「米国は行動には行動で応じる」と明言しており、当面は大使交換で外交関係を強化しつつ、4月1日に予定される国会補選へ向けたミャンマー政府の対応などを注視する構えだ。

Mainichi shinbum

ミャンマー:オバマ政権 経済制裁の解除へ向け準備

Posted in Uncategorized on January 14, 2012 by luminarymagazine

 【ワシントン白戸圭一】米国では産業界を中心にミャンマーを有望な投資先、市場と見る考えが強まっており、アジア太平洋地域に経済回復の活路を求めるオバマ政権は、対ミャンマー経済制裁の解除へ向け準備を進めている。ただ、制裁解除には議会での制裁関連法改正が必要。米議会には伝統的に他国の人権・民主主義状況を厳しく精査する傾向があり、政権側が制裁解除の妥当性について議会を説得できるかが今後の焦点だ。

 オバマ政権が制裁解除の是非を判断する「指標」は(1)全政治囚の釈放(2)少数民族との和平(3)国会補欠選挙後のアウンサンスーチーさんに対する処遇(4)北朝鮮との不透明な関係の断絶--の4点とされる。ミャンマー政府は12日、少数民族の反政府組織「カレン民族同盟」(KNU)と停戦合意に署名しており、13日に全政治囚が釈放されれば条件の半分がクリアされたとの見方も可能だ。

 昨年から加速している民主化の動きを受け、ミャンマーには現在、日本や米国を含む世界の企業が進出へ向けた調査チームを送り込んでいる。関係者によると、米シンクタンクの経済専門家が昨年10月からミャンマー連邦商工会議所連盟に「顧問」として就任しており、将来の米企業進出へ向けた水面下の動きが活発化している。

 だが、米国の専門家の間では「年内の制裁解除は困難」との見方が根強い。下院の過半数を握る共和党と政権の財政・経済政策を巡る対立は激しく、制裁解除に向け超党派の合意に達するのは極めて困難な状況だからだ。

 ただ、議会内にもミャンマー政府の改革の「本気度」を見極めようとの動きがあり、共和党の上院院内総務のマコネル上院議員は15日から3日間、ミャンマーを訪れてテインセイン政権の高官やスーチーさんと会談する。議会内で制裁解除へ向けた動きが急速に広まる可能性もある。

Mainichi shinbum

ミャンマー:主要政治囚釈放 日本在住者からは評価の声

Posted in Uncategorized on January 14, 2012 by luminarymagazine

 ミャンマー政府が13日、ミンコーナイン氏ら主要な政治囚を釈放したことについて、民主化運動を支援する在日ミャンマー人からも「民主化進展」を評価する声が上がった。

 「正直驚いた。政府は本気で民主化を進めようとしていると思う」。ビルマ日本事務所事務局長のマウンミンニョウさんは素直に喜んだ。今月初めの恩赦は少数にとどまり、「4月の国会議員補選前には民主化運動に影響力のある政治囚の釈放はない」と思っていた。「政府は経済制裁解除を強く望んでおり、欧米や日本のプレッシャーが大きかったのではないか」と語った。

 ビルマ民主化同盟(LDB)副議長のチョーチョーソウさんも「民主化に向けた大きな一歩だ」と評価した。ただ、国内では最近もデモ参加者が拘束されており、「ミンコーナイン氏らを中心に本当の民主化を実現するための運動が盛り上がることを期待している」と話した。また、民主化を進めようとするテインセイン大統領に対し、軍部が抵抗しているのではないかと懸念。政府と少数民族カチン族武装勢力との戦闘が続くことは「軍が大統領の指示に従わない証拠だ」と語った。【岩佐淳士】

Mainichi shinbum

米国:駐ミャンマー大使を検討…全政治囚の釈放開始を評価

Posted in Uncategorized on January 14, 2012 by luminarymagazine

【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は13日、ミャンマー政府による全政治囚の釈放開始について声明を発表し、「民主的な改革へ向けた重要な進展」としてテインセイン大統領の決断を高く評価した。クリントン国務長官はこれを受け、米・ミャンマー間の大使交換に向けたプロセスを開始すると発表した。オバマ政権は今後、新しい大使を人選した上で上院に承認を求める方針だ。

 米上院外交委員会は92年3月、軍事政権による人権弾圧などを理由に駐ミャンマー米大使の任命を承認しない決議を採択しており、ミャンマー側も報復措置として駐米大使を置いてこなかった。大使交換が実現すれば約20年ぶりで、外交関係の「格上げ」となる。制裁解除へ向けた動きに弾みがつきそうだ。

 オバマ大統領は声明で「テインセイン大統領の決断を称賛する」と述べる一方、「全政治囚が公正で自由な政治プロセスに参加できること」をミャンマー政府に求め、米国が対話を通じて民主化を促す政策を続ける考えを強調した。ただ、大統領は制裁解除の時期には言及せず、クリントン長官は声明で、大使交換に相応の時間がかかる点を指摘した。

 制裁解除には米議会での制裁関連法改正が必要だ。米政府高官によると、クリントン長官は大使承認や制裁解除について理解を得るために、与野党の議員らと協議を始めている。上院のマコネル共和党院内総務が15日からミャンマーを訪れ、政府高官や民主化運動指導者アウンサンスーチーさんと会談する予定で、今後はこうした大物議員らの意向が焦点になる。

 また米高官は、政治囚釈放や少数民族との和解の動きを評価する一方、北朝鮮からのミサイルを含む武器購入を問題視していることを指摘した。クリントン長官は「米国は行動には行動で応じる」と明言しており、当面は大使交換で外交関係を強化しつつ、4月1日に予定される国会補選へ向けたミャンマー政府の対応などを注視する構えだ。

毎日新聞 2012年1月14日 10時30分

ミャンマー:政治囚完全釈放 「治安維持」の懸念に決別

Posted in Uncategorized on January 14, 2012 by luminarymagazine

ミャンマー政府の恩赦で同国北部の刑務所から釈放され、最大都市ヤンゴンの空港に到着した「88年学生世代」の指導者、コーコージー氏=2012年1月13日午後、毎日新聞通信員撮影
 【バンコク西尾英之】国際社会がミャンマー民主化進展の証しとしてテインセイン政権に強く求めてきた政治囚の完全釈放。13日の恩赦では、これまで見送られてきた学生運動出身の民主化運動活動家も釈放された。テインセイン大統領は、軍部など保守派に根強い活動家釈放による治安維持への悪影響の懸念を振り切り、政治囚釈放に応じて米欧による制裁解除を求める姿勢を明確にした。

 国際社会は、激しい街頭デモで当時のネウィン政権を倒した88年の民主化運動を主導した「88年学生世代」の活動家が釈放されるかを注目していた。保守派の「釈放すれば再び街頭での抗議デモを開始しかねない」との懸念が、88年世代の指導者が昨年10月や今月初めの恩赦の対象にならなかった大きな理由とみられたからだ。

 しかし今回の恩赦で政府は、88年世代の著名な指導者であるミンコーナイン氏やコーコージー氏の釈放に踏み切った。さらに日本人カメラマン、長井健司さん(当時50歳)が軍兵士に撃たれ死亡した、07年の最大都市ヤンゴンでの大規模反政府デモを主導した若手僧侶の代表格であるガンビラ師も釈放。政権は最も「過激」な反政府行動を取ってきた政治囚をも釈放し、米欧との関係改善のネックとなる政治囚問題を全面的に解決する姿勢を鮮明にした。

 昨年11月、ミャンマーも加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)が14年のミャンマーの議長国就任を決めた。これを皮切りに、11月末には米国務長官として56年ぶりにクリントン長官が訪問。今月はヘイグ英外相が訪れるなど、米欧要人の歴史的なミャンマー訪問が続いている。

 米英は現時点での経済制裁解除には慎重姿勢を示しながらも、今後もテインセイン政権が少数民族との和平への取り組みなどを進めれば、全面的な関係改善に応じる姿勢を示している。政権は12日、少数民族カレン族との歴史的な停戦合意に署名したばかり。その直後に思い切った政治囚釈放に踏み切ったことで、国際社会との関係改善へ向けた流れは一層加速し、スーチーさんの政治参加が実現する4月の国会補欠選後の早い時期に、欧州連合(EU)が制裁の一部緩和などに踏み切る可能性も出てきた。

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